このようなロジックな組織づくりと環境の構築に励もうとしても、環境が変わることを非常に嫌うスタッフも多く見受けられます。
「あたしはね、口には出さないけど、楽に、マイペースに、今のままが一番いいんだ」
そんなスタッフを抱えていませんか?
このような状況を抱えているのならば、今すぐ優秀な外部のスタッフ教育に長けた人材をコストを支払ってでも迎えるべきです。
患者の減少よりも、患者が来なくなる要因をそれらのスタッフが内包している恐れがあるからです。
いくら、経営トップが医院を変えようと努力しても、扱いにくい、どうしようもないスタッフが居座っていたら自分でコストを支払いながら医院をつぶそうとしているようなものです。
そういうケース、非常に多いです。
結論から言えば、外部コンサルなどを入れ、
「○ヵ月後から、こういうことを目標に、こういう体制で医院を向上させていくつもりです。
ですので、○○さんにも、ぜひ協力して頑張ってほしいのでお願いします」
と、言っていただくのです。
これをもし、今のあなたが言ったならば、
「なに、いきなり張り切っちゃって!」
と、舌打ちされて反発される可能性が大です。
今、そのスタッフの顔を思い浮かべた方は問題を早めに解決しましょう。
外部にそれを依頼するというのは、きちんとした理由があります。
それは外部の人間には、スタッフは少なくとも他人として接するということで、その外部の人間が自分を評価する権限を持った場合に、少なくとも内部の人の
発言や指示より取り入れてくれる可能性が高いからです。
それでも駄目なら解雇しかありません。経営は遊びじゃありませんから。
ですが、外部コンサルが嫌われ約に徹する・・・ようなスポ魂チックな接し方ではなく、今までダレにダレまくった医院環境を軸がブレることなく徹底する外部コンサルに、医院や自分の悩みや気持ちを打ち明けられる存在にもなれるのです。
それをコンサルはしっかりとフィードバックし、理想とする歯科医院へとお手伝いするのです。
最後はなんだか、要はコンサルに頼め!みたいな内容に思われそうですが、やはり、治療に大変お忙しい先生に、経営しながらマネージメントや組織作りや
人材育成の何もかも覚えてください!頑張りましょう!というのは無理があります。
経営を学ばない・・・という訳にはいきませんが、結果重視でいくなら、効率を選んでコストをかけるというのもひとつの手段であり、自分ですべて頑張る・・・というのも、もちろん素晴らしいことでもあります。