歯科医院の内覧会について

1.診療圏内の地域の方へ公式なアピールとコミュニケーション

歯科医院の経営は他の一般業種と違い非常に受動的な手法に委ねられます。
患者の必要性と偶発性による自院への選択は、他院と比べ平等な受動的選択確率と言えます。
で、あるならば、如何に開業時などにおける公式アピールの場を作るということ、そして診療圏内の患者見込みである地域の方とどれだけみつにコミュニケーションを取れるかが今後の経営に大きく左右するであろうと言っても過言ではありません。

さらに、立地環境が非常に良い場合、多くの集患が見込まれるため内覧会の開催が必要ないとおっしゃる場合もありますが、好立地ですと、おのずとデンタルIQが低く患者の質が想像を超える悪さの場合が多く見られます。
数をこなす・・・という手法も良いですが、保険診療と自費診療のバランスを作る意味でも、長く良質な患者との関係を構築する上でも内覧会は行ったほうが良いでしょう。

2.内覧会の動員数と予約件数

内覧会の動員数と予約数の理想的な割合は33.3%です。
つまり、3人に1人は予約していただける数値がその後の医院経営に最も理想的な状態を招きます。

時間軸で分割すると1時間当たり10人ほどへの来院で内覧会をスムーズに回転させることが、来院者にとっても一番理解を深め、くどくなく快適に説明を受け、スムーズに予約をしていける(帰れる)状態と言えます。

想像してみて下さい。
1時間は60分、10人の方に説明やコミュニケーションを取って、予約までしていただくのに、
一人当たりに接する時間は6分です。
来院にてスタッフが説明し安心感を与え、個人情報(アンケート等)を記入していただく、その上でドクターから説明を受け、満足し、信頼し、予約を入れるまで6分です。
しかしながら、実際には待ち時間やスタッフの説明などでそれ以上の時間いる訳ですから、内覧会を行う上で単なるパフォーマンスと思って行う方は失敗するでしょう。
初めて来院された患者さんは注意深く、少しの不信感を持って内覧会に来られています。
1時間10人を相手にするのにも、業務的な作業では悪い口コミが起こるだけです。

内覧会は参加していただいて初めて意味を持つのです。
動員数だけ誇っても、患者の心は粗品の満足度しか残りません。
「なんか歯医者がイベントしてるぞ?顔出してみよう」
というような、数をカウントしても、その患者さんのニーズや悩みは掘り起こせるでしょうか?
ドクターの顔を覚えて帰っていただけるでしょうか?

歯科医院の内覧会は参加者を集う「くじ引き大会」ではありません。

内覧会の理想的な動員数は1時間当たりユニークユーザー含め10人から15人、
1日実質7時間稼動したならば、70人から105人。
予約数は23人から35人。

自費診療のニーズがある方ををしっかりと分別し、ヒアリングし、予約をいただいてカウンセリングするまでを考えるともっと少ない人数でも構いません。
逆に言えば、診療方針によって内覧会の戦略的な時間配分も変わってくるのです。
グッドワンはマネージメントをサポートできるコンサルティング。

グッドワンは、1000人の動員実績より、100人の理解者を作ることを優先します。

グッドワンは株式会社アルファージールの内覧会事業をプロデュースした実績も御座います。

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